@3:30
自転車乗りの朝は早い…
寝起きにベッドから体を起こすと、尻から下がだいたい筋肉痛なのがわかる。
これは辛い一日になる予感だ。
最後にヒルクラが待っているのに大丈夫なの…
今日は、道後温泉を出てから下灘駅に寄りながら八幡浜フェリーターミナルへ。
フェリーで別府に渡ってから由布院まで登ってゴールな一日。
10:50のフェリーに乗るため、こんな時間の早起きが必要になってしまった。
3時間くらい乗船するから、次の13時台の便だと宿の晩飯が怪しいし、仕方なし。
朝飯付きだったホテルを泣く泣くチェックアウトして、コンビニ飯を食べながら人気のない道後温泉を散策。
ヘルスビルって流石にストレートすぎでしょ
道後温泉を後にして、西に走り始めたらすぐに夜明けが。
国道378号、別名夕焼けこやけラインを早朝からはしるこの罰当たり感、たまらない。
南の方に山が広がっている。あそこらへんが石鎚なのだろうか、それとも四国カルストの方か?
尾道から松山まで走って、次の日は愛媛の山を攻める旅行も良いかもなぁ。
微妙に道を間違えてしまい、海沿いを走るはずが山の中に突入しかけたりしつつも、なんとか軌道修正して道の駅ふたみで小休憩。
海沿いの道の駅くると旅情が感じられていい。羽幌とか留萌の道の駅のような雰囲気があった。
ここからちょい走って、下灘駅へ。
この駅、青春18きっぷのポスターで知ってずっと来たかったところ。
駅の前にはおしゃれなコーヒーカーが。
調べた所、今年になって営業開始したてらしい。下灘駅に来る人もじわじわ増えてるらしく、その影響もあるとかないとか。
日本一海に近い駅「だった」けど、そうじゃなくなった今でもいい雰囲気だった。
早朝で人も少ないので自転車運んで好きに写真取らせていただく。
日中の普通の時間だと結構撮り鉄の人とかいそう。(この日は1人だけいた)
家に帰って現像してから知ったけど、正面に見えてる島が青島、猫の島として最近話題の所。
右側に見えてるのがDASH島っぽい。
愛媛の西側いろいろあるじゃないの。
田舎特有のダイヤ。
地元の人の駅の手入れ具合がすごい。
こんなにやってくれてるのに、訪問ノートを盗む輩がいるとか聞いて悲しい気持ちになった。
長居しすぎるとフェリーがでちゃう。
じゃこの存在感が非常に強烈なじゃこ天で大満足。適当によったところでアタリのご飯引くのがたのしい。
じゃこ天休憩の後、ちょっとアップダウンとトンネルが増えてきたなーと思ったら八幡浜市に突入。
アーマードコアで生物兵器が出てきそうなトンネルを越えたら・・・
@10:08 フェリーターミナル着
フェリーターミナルそばにでかい道の駅が。
でもとりあえずチケットを買わねば
写真では切れてるけど、右側にもまだまだお店があります。
チケットを購入。たしか自転車コミで3000円とかそんなんだったような。
自転車を輪行すると安くなるけどどうする?と聞かれたけど車両で運搬してと即答。早朝から70km走ってもう割と疲れてる。
フェリーでるまで道の駅でお弁当探してくるか、あとみかんとか買おう、と思ってたら、乗船案内の人にフェリーもうすぐ乗船できるからそこで待っててーと言われ、買い出しを断念。
でもまぁフェリー内に食堂とかあるのでは???
なかった・・・・
売店の幕の内弁当とカップ麺自販機の二択で久しぶりに見たチーズカレーを選択。
あとひたすら暑かったのでアイス食べてた。
景色も堪能したいけど、とにかく寝たい!
でもB寝台は子供の声で寝れやしない!
ということで外の日陰にあったベンチで仮眠。涼しくてちょうどいい。
佐多岬につづく山あいに風車がみえた。そりゃ風強そうだしなー
今度来るときは佐多岬まで走ってみたい。
仮眠できたようでなきないようで、中途半端な眠気に包まれたころに別府に到着。
あれはさんふらわあ!帰ってきたんだ、大洗に!(ここで脳内にpiece of youthが流れる)
みなさん平気で釣りしてるけど、そこどうやって行ったん?
下船準備をしようと客室から降りてきたら、想像を絶するシンゴジラ的な景色が広がってた。このフェリーの戦闘力めっちゃ高い。
@13:20 別府フェリーターミナル着
とりあえず適当に目に入ったチェーンのうどんやで腹ごしらえしてぶらぶら散策。
まずは別府駅へ。
なんか渋いデザインでかっこいいぞ。
駅前でも容赦なく温泉が湧いている
話には聞いていたけど、大分の温泉の湯量やばいな
とりあえず駅前の観光案内みて、地獄めぐりのルートを確認。
せっかくなので何個か地獄めぐり観光してから由布院を目指すことに。
なんとか登りが少ないルートがないものかと調べたけど、そんなものは無いらしい。
札幌のテレビ塔より小さかったけど、なぜか干渉してサイコンがしばらく計測できなくなった。
海沿いの国道を北上して、左折して西側に向くと、えげつない登りが始まるし、奥の方にえげつない山が見えるし、もう既に隠してた感情が悲鳴を上げてる。
なぞのモクモクした塔が出現。
ここから先、視界の何処かで湯気が吹き出てた。
大分やばいな。ここまでそこら中から湧いてる温泉地なかなかないぞ。
J I G O K U T O U R
とりあえず海地獄ってとこに寄ってみる。
九州に上陸したら途端に韓国・中国からの観光客が増えた気がした。
上野や銀座以上にあんまり日本語が聞こえない。
地獄っていうけどそんな大げさな、と思ってたけど思ってたよりも景気良く煙上がりまくっててなかなかすごかった。
渋峠の立ち止まりNGゾーンは何だったんだってくらいの景気の良さ。
足元の石を見ると黄色く染まってるし。
地獄は何箇所かあって、全部めぐる人もいるようだけど、絶賛夏日の中で湯気にあたり続けるのもしんどくなってしまったので走り出すことに。
いざ行こう県道11号。右に曲がればUSA。
県道11号は、ところどころ谷側の車線を工事してたり、亀裂が入ったアスファルトを補修してある箇所がいくつかあったりした。別府市街にいるとわからなかったけど、由布院に近づくに連れて震災のダメージが次々にあらわれてきた。
暑くて死にそうな道中だったけど、幸いにも17アイスクリームの自販機があったのでじっくり休憩とりながら登った。春でも晴れてるときにヒルクラしてたら暑くて持たないわ
安心院!
この旅行中に「この地名、めだかボックスでみたわ」って100回以上思うことになるのを、このときの俺はまだ知らない。
由布岳到着。
780mくらい。ほぼヤビツと同じくらい。
いやー由布岳よかった。
ここから先、やまなみハイウェイでいろいろな景色見たけど、ここの頂上からの下り初めのあたりの景色は上位3位には入る良さだった。
ココから先、宿までは下るだけ。
宿は由布院市街地よりも手前にあって、一度観光しに市街地の方まで行ってから、また宿に戻るとちょっと登らないといけないことになる…
―――じゃあもういいから宿いっちゃうか!俺の脚は限界だ!
今夜は会社の保養所を確保していたので、お安く朝晩+温泉付きで助かる。
メシの前に温泉入って、スッキリしてからメシを食べて、マッサージチェア→また温泉。
ああ最高だ…
ブルベやハードなエクストリームライドが話題としてはキャッチーで面白いけど、俺は100~150㎞走って19時には宿で温泉入るのがすき。しんどいのは仕事だけでいいの
。
そんなことを思いながら2度目の風呂に浸かってたら、あとから入ってきた他の宿泊者(同じ会社の人)に話しかけられる。
保養所に一人で宿泊とか珍しいけど何しに来たんですか?と聞かれたので尾道から自転車できたんすよーって言ったらドン引きされた。
そうだよね。普通はそういう反応するよね…
走行距離:105㎞
3日目:5/2 由布院→阿蘇 へ続く